気分は放浪記

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2009年 12月 07日

多重露出でモミジを撮る

昨日の記事で書きましたとおり、今回は作例を交えて多重露出でどう撮ったかを説明してます。
初めて撮った自分が説明するのも変な話ですが、こんな撮り方もあるんだよということで、ご参考になれば。

まずは、多重露出(多重露光)って何?という事から説明しますと、一コマの中に複数回露出した画像を映し込む事です。
普通シャッターを一回押すと当然その際撮った画像が記録されるわけですが、多重露光では続けて撮ったもう一枚(またはそれ以上の枚数)を重ねて同じ1コマに記録します。

それでは、まずは普通に撮った一枚の写真を。

PENTAX K-7+DA 55-300mm F4-5.8ED
e0110874_21274253.jpg




この写真ではあえて背景を暗い場所を選び、モミジの葉っぱを浮き上がらせるように撮影しています。
これはこれでいいのですが、これに別の背景を多重露出してあげるとこんな感じになります。
e0110874_21291713.jpg


さて、この背景として挿入した元の画像(はないので、似たようなイメージ)はこちら。
e0110874_21321966.jpg


こういう光の玉ボケをどうやって作るかですが、こんな風にして撮ることができます。

まずは、構図の一番最初の状態から。
e0110874_21433131.jpg

何の変哲もない写真ですが、この状態からピントリングをまわして(近くの物にピントが合う方向へ)いきます。
e0110874_21463166.jpg

このくらいだと、ただのピンボケ写真。
ここからもう少しピントリングをまわすと。。。
e0110874_21482630.jpg

ここで上の写真の明るい点光源の部分が、小さく玉ボケが出てきました。
ここからさらにピントをはずしていくと・・・
e0110874_21502484.jpg

e0110874_2151215.jpg


こんな感じで玉ボケはだんだんと大きくなっていきます。

ここで気をつけるのが、絞りは開放にしておくこと。
絞ってしまうと絞り羽根の形の影響で、この玉ボケが多角形になってしまいます。

一部絞っても多角形にならない円形絞りを採用したレンズもありますが、比較的高価な単焦点レンズが多いでです。
この玉ボケのサイズは、ピントの調節の他、絞りによっても大きさを変えることもできます。

通常撮影する際にはこの背景の玉ボケを入れたい時に、被写体と背景との距離バランスがちょうど良くないと思ったような背景にならないのですが、今回の場合はどこかにピントを合わしているわけではないので自分の好きな状態にピント位置を合わせて背景作りをすることができました。

多重露光でもう一枚、こんな感じにも撮れます。
e0110874_2157513.jpg

こちらは単純に同じような構図でピント位置をずらしただけです。
この写真はあまりうまい事撮れませんでしたが、はまるともっと幻想的な写真が撮れることでしょう。

ちなみに前回載せた最後のモミジの写真は、3回の露出を重ねており、通常撮影、通常撮影からピントはずし、背景撮影としています。

全部のカメラについている機能ではありませんが、もしついているようだったら今度試してみてはいかがでしょうか?
ちょうどこの時期、イルミネーションの写真なんかは、この多重露光を使うことでより幻想的な写真を撮ることができると思います。


※PC上で作り出す多重露出については、別記事のこちらへ。
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by kibunwatabibito | 2009-12-07 22:02 | カメラ関連


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