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気分は放浪記

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2009年 06月 13日

星野道夫展

今日は星野道夫さんの写真展へ行ってきました。

星野道夫展_e0110874_17571155.jpg


会期:2009年6月6日(土)~2009年6月21日(日)
会場:コルトンホール、他館内各所
時間:コルトンホール 10時~18時
他館内各所はコルトンプラザ営業時間中




過去に星野道夫さんの写真展には、2度行った事があります。
いずれも全国を回る大規模な写真展だったのですが、今回の写真展は星野さんの生まれ故郷でもある千葉県市川市のニッケコルトンプラザがこの春リニューアルオープンし、その記念特別企画として、星野道夫写真展が開催されています。
入場料も無料です!

ちょっと遠いのですが、これは是非行かねばと今日行ってきました。

入り口の様子。
星野道夫展_e0110874_1841823.jpg


当初は無料という事もあり、それ程写真の点数など期待はしていなかったのですが、行ってみてびっくりです。
思った以上に多くの作品が展示されており、今まで見たことがない作品もかなりの数ありました。

会場自体は少し狭く、前後に挟まれ写真との距離が近くなり若干見づらさを感じるかもしれませんが、多くの素晴らしい作品に囲まれ、会場自体も土曜日の昼時にも関わらずそれ程混雑しておらず、ゆっくりと見て回ることが出来ました。

アラスカの極北の世界に広がる雄大な景色、そこに生息する野生動物、その息遣いが聞こえてきそうな程の迫力ある写真であったり、見ていて笑みが自然とこぼれてしまう写真達。
その地に根付き、厳しい自然や野生動物に対して常に謙虚な気持ちで向かい合っているからこそ、こういう写真を撮る事ができたのだと思います。

目の前にある写真からは、星野道夫という写真家が持つ独特の世界観を非常に良く感じとる事ができます。
そして写真家としてだけでなく、比類ない文章家としての星野さんが綴る言葉もすごく好きなのです。

写真展は来週の日曜日まで開催されていますので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか!?


会場をあとにしたあと、すぐ上の福家書店では星野道夫関連の写真集や書籍、ポストカードを販売しているとの事で行ってみました。

星野さんの著書の中で、もう何年も前に読んだ「旅をする木」という大好きな本があります。
借りて読んだのか、アラスカに行った時に持っていってバックパッカーズに置いてきたのか、覚えはないのですが手元になく、もう一度読みたいし手元に置いておきたいのでここで買おうかなと思ったのですが、なぜかありませんでした。
(この本もお勧めですので、是非手にとって読んでみてください!)

他に何冊か見ていて、これまでの著書をまとめてシリーズにした「星野道夫著作集」というのがあったので、それの1巻を買ってきました。

こういう本は実際に旅に出たときに持っていって、夜ヘッドライトの明かりのもとテントの中で読んだりするのがすごくいいです。

最近はなかなかそういう機会もなくなってしまいましたので、窓を抜けるしっとりとした風に吹かれながら星野さんの優しい文章にしばらく浸ってみたいです。

by kibunwatabibito | 2009-06-13 18:53 | アラスカ | Comments(6)
Commented by sakky at 2009-06-13 19:47 x
Toshiさんがそれほど感嘆される方の写真展…
是非とも足を運びたいですが、やはりちょっと遠いですね。
でも次回、本屋へ行った時は探してみます!
Commented by harahachi at 2009-06-14 00:17
星野道夫の写真には愛がありますね。うん

だから、僕も好き
Commented by ひゅうた at 2009-06-14 00:30 x
少しだけHPを拝見しましたけど、いのち、やさしさ、力強さ、そういった言葉が浮かんできました。
写真という範疇だけじゃなくて、それ以上の何かを強く感じました。
Commented by kibunwatabibito at 2009-06-14 15:48
sakky さん
星野道夫さんは色んな面で自分にとって特別な人ですね。
彼の写真、文章を目にすると、自分もその世界に入ってしまったかのような不思議で安らかに気持ちにしてくれます。
Commented by kibunwatabibito at 2009-06-14 15:51
harahachi さん
そうですね、本当に目の前にした写真から滲む出てくる愛を感じる事ができますよね。
どうしたらあんな写真が撮れるんだろうとも思いますが、それだけ思いを込めて真摯に向き合っているからこそなんでしょうね。
Commented by kibunwatabibito at 2009-06-14 15:55
ひゅうた さん
星野さん自身も自分の写真を見てくれた人が、そういう気持ちを少しでも感じてくれたらという思いで、写真を撮っていたそうですよ!
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