カテゴリ:カメラ関連( 65 )


2012年 12月 19日

ペンタックスリコーフォトコンテスト展

ペンタックスとリコーの事業統合を記念して、今年「ペンタックスリコーフォトコンテスト」というものが開催されていました。

面倒くさがりなもので、あまりコンテストの類は出したりしないのですが、せっかくのペンタックスのフォトコンだし、なんとグランプリの賞品が645D!だったもので、応募していたのです。

結果は残念ながら(?)グランプリは逃し、入選となりました。
そんなグランプリだなんて宝くじがあたるようなものだと思っていたので期待はしていなかったのですけど、6,500点を超える応募作品の中から自分の作品が1点選ばれたという事は、素直に嬉しいものです^^

本日より入賞作品計62点がペンタックスフォーラムにて展示され、大阪、名古屋へと巡回をします。
それに先立ち、授賞式があったので午後仕事を休んでいってきました。

◇ペンタックスリコーフォトコンテスト展◇
開催期間: 2012年12月19日(水)~12月28日(金) ※火曜日定休日
会場: ペンタックスフォーラム ギャラリーⅠ&Ⅱ

授賞式では、審査員の吉村和敏さん、岡嶋和幸さんによる受賞者の作品の講評に続き、その場で軽食・お酒が振舞われ懇親会も行われました。

今回受賞作品を見ていたら見覚えのある名前の方がいて、ずいぶん前に同じバイク乗りの写真としてSNSで投稿されている写真を通し、少しやりとりした事がある方が特選を受賞されており、初めてここでお会いすることができました。

そしてその後、「ブログやってますよね!」といきなり声をかけらました。
「えっ!?」っと思ったら、なんと僕のブログを2年くらい前から見てくれていた方が、僕の今回の作品を見て気がついてくれたのだとか。
まさかこんな場所でこんな風に出会うとはお互い思ってもおらず、不思議な縁があるんだなぁと。

今回ペンタックスのフォトコンと言う事で、風景が多いのかな?じいさんばかりかな?と予想していたのですが、それはいい意味で裏切られました。
リコーとペンタックスが統合して初めて開催されたフォトコンテストでもあり、67, 645などのフィルム作品から、GRなどコンパクト機種まで老若男女、いろんな作品が集まっていました。(逆に風景写真は少数でした。)

受賞作品の講評を一点、一点聞いていくと、なるほどなと選ばれる作品というものの特徴が見えてきます。

僕の作品はさておき、素晴らしい作品が計62点展示されておりますので、お近くの方は是非お足をお運びいただければと思います。

e0110874_22175176.jpg
授賞式での一コマ。審査員の吉村和敏さんです。


写真展詳細
http://www.pentax.jp/forum/2012/12/20121219.html

東京展
 日程:2012年12月19日(水)~2012年12月28日(金)
 時間:10:30(AM)~6:30(PM) 
 場所:ペンタックスフォーラム
 住所:〒163-0690
    東京都新宿区西新宿1-25-1新宿センタービルMB(中地下1階)
 TEL:03-3348-2941
 ※火曜日定休日


大阪展
 日程:2013年1月10日(木)~2012年1月16日(水)
 時間:10:00(AM)~6:00(PM) 
 場所:富士フォトギャラリー大阪
 住所:〒541-0053
    大阪市中央区本町4-6-17IS本町ビル1F
 TEL:06-6261-2323


名古屋展
 日程:2013年2月26日(火)~2012年3月3日(日)
 時間:11:00(AM)~6:30(PM) 
 場所:アートスペースA-1
 住所:〒460-0008
    名古屋市中区栄1-24-28
 TEL:052-232-6266
[PR]

by kibunwatabibito | 2012-12-19 22:33 | カメラ関連 | Comments(2)
2012年 08月 29日

写真展(個展)のお知らせ

ここしばらくこのブログの更新がずっと滞りがちとなってしまっていますが・・・。
一つお知らせがあり、久しぶりの更新です。

これまでグループ展等の写真展は何度か参加してきたのですが、個展についてはあまり考えた事がありませんでした。(めんどくさがりなもので…)

今年、御苗場のオーディエンス賞で1位を頂いたのを始め、写真を通して取り巻く環境に大きな変化があった年でした。

また、友人がキャノンギャラリーで写真展を開催したり、またそのキャノンギャラリーで来年写真展を開催する事を決めた(これから審査を受ける)別の友人がいたりと、どちらもプロとして活躍するフォトグラファーではあるものの身近にいる人達の活動に刺激を受けていました。

そんな中訪れたペンタックスフォーラムで見たとある写真展
そこで展示されている作品を見て、やはり自分も自分の作品を通して伝えたいものを実際のプリントを通して見てもらいたいという思いが湧いてきました。

フィルムカメラの頃からずっとペンタックスを使っていたこともあり、ショールームや修理受付窓口も併設されているこのギャラリーへは何度となく足を運んでいます。
そこで、個展をするにあたって普通にギャラリーを借りてするのではモチベーションも湧かないし、それまでのきっかけもあった事だしここでやってみようと思い立ったのでした。

自分が普段撮影するフィールドは自然風景。
その中でも写真だからこそ表現できる世界という物を、一つのテーマに作品をまとめてみたいと思いました。

ペンタックスでは年4回、写真展開催のための審査の受付期間を設けており、この事を思い立ったのが6月の半ば、それからこれまで撮った作品の中からテーマに沿った写真展へ出展する作品候補を40数点を印刷してポートフォリオにしてまとめ、7月初旬に提出してきました。

あとは結果を待つばかりだったのですが・・・、無事審査が通り個展を開催する事が決まりました!

ただ、まだ会期など詳細についてはこれからの調整となり未定です。
来年1月以降、春くらいまでが目安になると思います。

今後は展示に向けて、作品の絞り込み、構成、プリント、額装など色々やる事は出てくると思いますが、もう少し新しい作品を加えられたらなとも思っています。

これまでは、撮影した写真はすぐにこのブログへ上げたりして来ていたのですが、このところ中々時間もとれず出来ていません。。。
自分はいつもRAWで撮影し、その中からピックアップした写真は全てRAW現像をしているのですが、写真は溜まっていく一方で現像の処理が追いついてません。
まぁ、ネタがないよりはいいのかもしれませんが・・・。

今後は写真展用に作品を撮っていく事もあると思い、そういった写真は個展まで寝かせておきたいのでもうしばらくブログの停滞気味が続くかもしれませんが、写真展開催時期等の詳細が決まった際にはまたこちらでご案内したいと思います。
[PR]

by kibunwatabibito | 2012-08-29 20:20 | カメラ関連 | Comments(4)
2012年 07月 19日

マイブック作成

先日ココハナデイというイベントに参加をしていたのですが、そのイベント内のブースにてマイブックと呼ばれるWEB上で作る事の出来る写真集を展示して頂いていました。
今回こちらのブログでは、WEB上でも自分が作成したブックを見る事ができるのでご紹介してみます。

↓↓↓ クリックでリンク先へ飛びます ↓↓↓
マイブックを見る

マイブック(MyBook)についてですが、作ったのは今回初めてという事ではなく、けっこう古い付き合いになります。
マイブックを運営しているアスカネットは、こういったWEB上から注文できる写真集のサービスでは老舗&先駆者的な会社です。

自分が初めて作ったのは2004年、当時アートブックというサービスを始めたのをどこからか知り、プロモーションのために開かれた都内のホテルでの説明会みたいな物に参加していました。

そこで見た見本の写真集は、一般に書店で見る写真集となんら遜色のないものであり、こんなクオリティの高い物が1冊から注文できるんだと知って、当時ニュージーランドで撮影した写真で写真集を作ったのがきっかけでした。
(データは、ポジをフィルムスキャナで撮りこんだ物を使用しました。)

その後も、1年に1冊その年撮った写真をまとめるためにマイブックを利用したりしていました。

今回機会があってこのココハナデイ用に1冊作ることになり、どんなものを作ろうかと少し悩んだのですが、今まで作った事のない「旅」をテーマに絞って1冊作ることにしました。
今回作成したのは、ハードカバータイプで20ページのもの。

作成し始めたとき既にココハナデイまでの時間がなかったため、短時間で一気に作り上げてしまわなければならなかったのですが、こういう写真集を作るのはただ写真を選ぶだけでなく、レイアウトが一番悩みどころです。
自分はこういうレイアウトとかするのがちょっと苦手なので、マイブックで用意されているたくさんのテンプレートの中から、良さそうな物を選んで作ってみることにしました。

マイブック専用のソフトをダウンロードすれば、あとは説明書き等を見る必要もなく感覚的にさくさく作っていく事ができます。
あらかじめデザインされたレイアウトがもう決まっているので、あとは入れたい写真を選んでドラッグ&ドロップするだけ。
本当にあっという間に簡単に出来てしまいました。
また不要だと思ったページの削除や、ページ内の細かい変更や追加も自由にできます。

写真を選びながら、並び順や言葉など考えながら作っていると、それらの写真を撮った時のことを思い出したりして、ただ写真を並べて見るのとはまた違う楽しみを感じながら作る事ができました。

今回はWEB上でご覧になって頂いているだけですが、実際の本の仕上がりはといえば以前から変わりなく十分満足できるものでした。
一般的にこういった一冊から作れる写真集というのは、オンデマンド印刷という方法で作られる事が多く、書店などで置いてある出版物の写真集はオフセット印刷が使われています。

オンデマンド印刷は版を作らない為、小ロットでの印刷に向いていますが、オフセット印刷に比べると印刷の質が落ちるというのが一般的な認識です。
しかし、マイブックに関して言えば印刷の質に関しては非常に優れていて個人的に満足のいくものであり、オンデマンドだからダメという認識はあてはまりません。
この辺りの品質の詳細については、マイブックのサイトに載っていますのでこちらご参考ください。
http://www.mybook.co.jp/quality/


今は写真もデジタルの時代で、撮った写真はその場で確認する事が出来、そしてPCのディスプレイで楽しむ事が出来るのですが、画面で見ているだけではやっぱり物足りません。
最終的には、紙に印刷してこその写真だと自分は思うのです。

自宅のプリンターやお店やネットプリントを利用して、一枚の写真を印刷するのも良いですし、こうやってたまにアルバムとして製本するとまた別の楽しみもあります。
今回は手ごろのサイズのものを1冊作ってみましたが、また今度きちんと作品をまとめて大きなサイズで作ってみたいなぁと思っています。

最後に、こちらが実際に届いた写真集です。
e0110874_1941962.jpg

[PR]

by kibunwatabibito | 2012-07-19 19:41 | カメラ関連 | Comments(0)
2012年 06月 11日

Markins 自由雲台レビュー

Markins Q10 (旧型モデル) という自由雲台を入手しました。
マーキンスは自由雲台を製作しているメーカーで、日本ではまだ知名度はありませんが、欧米ではその剛性と精密な作りに定評があります。

実際に使用してみた感想を、今回はレビューという形で載せてみたいと思います。

なお、同レポートをMarkinsのHPにも載せていただいています。
ユーザーレポート

自分が主に撮影する対象は、風景。
風景写真と言えば3WAY雲台という認識が一般的にはありますが、私はこれまで好んで自由雲台を使用してきました。
3WAY雲台は水平が取りやすい、緻密なフレーミングが出来るなどのメリットがありますが、それよりも縦軸横軸に捉われず自由なフレーミングができる自由雲台の方が、私の撮影スタイルには合っているからです。

自由雲台には、カメラを自分の思いのままに動かすためにボールの動きの滑らかさが必要です。
その一方で、構図を決めた時にはカメラを微動だせず保持するという相反する力が求められます。

その両者のバランスを上手く持った自由雲台というのが理想ではあるのですが、なかなかそう上手く出来るものではないようです。

今回届いたQ10を三脚に取り付け、実際にフィールドで撮影してみました。

私が自由雲台を使用する際に一番重要視するのが、ボールの動きの滑らかさは当然ながら、フレーミングを決めたい時に微妙な位置調整が必要な時、意図したところでスムーズにかつ確実に止める事が出来るかどうか。

通常時はストレスなく自由にボールが動くよう、ボールへの締め付けトルクを解放しておきます。
しかし、微妙な動きが必要な時はカメラとレンズの重さがあるため、操作が難しくなります。
その際、メインノブの締め付けを少し増す事によって動きを調整しますが、このQ10については任意にノブを回して適度なフリクションをかけてあげた時のボールの動きが、非常に良かったです。
良くあるのがちょっと動かそうと思ったら必要以上に動いてしまう、もしくは動いてくれないという事がこれまでの自由雲台では往々にしてあったのが、このQ10に関しては自分の意図した通りの微妙な動きをコントロールする事ができます。

また、もう一つ重要なのがフレーミングを決めてボールを固定するためにメインノブを締めた時に、カメラが全く動かないという事。
これまで使用していた雲台では、最後にボールの締め付けをしたあとにカメラから手を離すと、ほんのコンマ数ミリという単位ではあると思うのですがレンズが下方向へ動いてしまいます。
広角域のレンズでの撮影であればほとんど気にならないこの動きも、300mm以上の望遠レンズで撮影していると、このわずかな動きがフレーミングに多少なりとも影響を与えてしまいます。

実際に300mm(APS-C)の望遠レンズで撮影した所、最後に締めつけた後にカメラから手を離しても、重みでレンズが下に向くという事は全くありませんでした。
(VR-Holder未使用時の場合もです。)

また、この雲台にはトルクリミットダイヤルが備わり、任意の締め付け強度(フリクション)の状態でトルクリミットダイヤルを締めることにより、それ以上ノブを緩めようとしてもメインノブを回らなくすることができます。
このフリクションの設定をすることによって、たとえばカメラから手を離している状態で不意にメインノブを緩めても、「カックン」と急にカメラが動くのを防ぐ事が出来ます。
別の言い方をすれば、適度なフリクションがかかったままボールを動かしフレーミングを決め、手を離せばカメラが固定されてそのままでも撮影はできます。(固定は不十分ですので、正しい使い方ではありませんが。)

雲台とともに今回使用したのが、VR-Holder
300mmなどの望遠で撮影するとき、またマクロレンズを使用してレンズを繰り出し等倍に近いような状態で撮影するときは、ほんの少しのレンズの動きがブレにつながります。
そういったときは、このVR-Holderを使用することによってブレの原因を取り除く事ができます。
Markinsの製品は、堅牢さを持ちながら非常に軽くかつコンパクトに出来ており、雲台及びカメラへの装着も容易にする事ができます。
VR-Holderを使用してカメラとレンズの重心を雲台の中心に置く事により、ブレの軽減はもちろんのことフレーミングをする際の操作性も向上しますので、撮影時にはそのありがたみをとても感じました。

今回一連の撮影に実際に使用してみて、工芸品のような見た目の美しさもさることながら、高度な技術によって仕上げられた間違いのない一品であることを改めて確認をしました。
自分にとって今後の撮影には欠かす事の出来ない重要な一つの道具として、これからも使い続けていきたいと思います。


PENTAX K-5 + DA★ 16-50mm F2.8
e0110874_2018877.jpg
- 裏磐梯 秋元湖 -
e0110874_2018631.jpg
- 宮城県南三陸町歌津 -
[PR]

by kibunwatabibito | 2012-06-11 20:29 | カメラ関連 | Comments(2)
2012年 05月 25日

太陽と月と撮影と・・・(本編)

ついさっき書きました序章に続きまして、ここからが本編です。

興味ない方にとっては、文字だらけの意味不明な記事かもしれませんが、地図を見ながら頭の中で旅が出来る自分はこういうのも好きだったりします(笑)

ここでは、太陽や月がたとえば自宅の窓から、どこかの撮影地から、目の前に見える山などにピンポイントに沈んでいったり、昇ってくるのを調べたいと思ったときの計算方法です。

ダイヤモンド富士は有名なので、きっと計算できるサイトでもあるのだろうと思って調べてみましたが、WEB上で検索すると良く出てくる某サイトは、今繋がらない状態でした。
他にもカシミール3Dなんかを使ってソフト上で計算するものもあるそうですが、自分で地道に調べるのも楽しいので以下の方法をご紹介します。

今回例としてあげるのは、つい最近開業した東京スカイツリーの展望室から、いつダイヤモンド富士が見られるか。

まずは、以下のサイトから指定地の緯度経度を確認します。
2地点間の距離と方位角

後から気が付いたのですが、ここも前回の記事でご照会したサイトの中にあった計算の一つでした。

【Google】ボタンを押してそれぞれA.をスカイツリー、B.に富士山山頂をクリックして、それぞれ出た経度と緯度は以下のような感じになると思います。
ここの便利な所は、2地点間の距離も一緒に出してくれるところです。

A. スカイツリー 139.81069(経度) 35.71001(緯度)
B. 富士山 138.73159(経度) 35.36273(緯度)
ABの距離: 105.117322km
方位角: 248.736214°

これで、スカイツリーから見た富士山の方角が、248.736°である事が分かりました。

次に、日没が248°くらいになる時期を探します。
こよみの計算

上記のサイトより、左側にある【計算地点】へまずスカイツリーの緯度経度を入力します。
(指定方法は、「経緯度を指定する」。最初のサイトで確認して出てきたのは、経度・緯度の順番なので、入れ間違えないように。)

次に【計算内容】のオプションで、「1日おきに1年間」のボタンをクリック。
(これで、「1日ごとに366日間調べる」ことになります。)

最後に【日の出入り・南中時】の右にある【GO】ボタンを押します。

これで、スカイツリーがある場所からの年間の日の出・南中・日の入りの方位と時刻が分かります。
ここで、日の入りが248°くらいになる日を探していくと・・・、直近では2012年11月10日前後くらいがあたります。

次にもっと詳しく計算するために、次のサイトへ移ります。
こよみのページ

ここの左側にあるメニューの【日出没計算】へ移動し、先ほど同様にスカイツリーの緯度経度を入力します。
西暦年月は2012年11月にします。

次に一番下までスクロールをして、目標物までの距離と標高差を入力します。
距離は先ほど出てきた、105.11km。
目標物との標高差は、富士山頂 3,776m - スカイツリー展望室 350m(下の方) = 3,426m。
入力が終わったら、【仰角を出没計算にセットする】を押します。

ここで、仰角 = 1.467°が出ます。
ここのサイトの便利なところは、目標物までの距離と標高差を計算して出たこの仰角をきちんと計算にいれて、日の出時刻を計算してくれる事です。
すなわち、このケースで言うとスカイツリーの展望室から見て、富士山頂に太陽が沈む時刻が分かるという事です。
ちなみに、太陽の基準位置も「太陽上辺」「太陽中心」「太陽下辺」と選ぶ事が出来ます。

入力し終わったら、【計算実行】を押しましょう。
ここで、日没と方位を追っていくと、先ほど同様11月10日前後に248.736°に近づきます。
(今回は富士山までの距離も遠く、仰角も少ないためほぼ同じ結果になりますが、仰角が大きくなると結果も当然変わってきます。)

もっと細かく調べるために次は、【太陽・月・星と暦】へ移動します。
たとえば、先ほどの結果から2012年11月11日に太陽の上辺が富士山頂へ沈む時間が16時28分である事がわかります。
そこで、【太陽・月・星と暦】の方でも同じく緯度経度を指定して、11月11日16時28分に日時を設定してみると、方位が247.6°であることが分かります。
山頂へ落ちるには、もう少し南へ太陽がずれた時ですので、少し日付を前にずらしてあたっていくと…。
2012年11月8日16時30分に、248.6°で一番近づくのが分かりました。


・・・では、実際にこの通り見られるか?については、あくまで机上の計算なので多少の誤差は出てくると思います。
自分もいろんなところから適当に見つけて引っ張ってきて今回の計算をしているので、今後の撮影のご参考までにということで。

※後日追記
どうやらちゃんと2012年11月8日に、スカイツリーからダイヤモンド富士が見られたようです^^
http://www.asahi.com/national/update/1108/TKY201211080775.html


ちなみに、ちょっと踏み込んだ話をすると、先ほどの2地点間の距離と方位角 を求めるサイトは、地球を球体として計算しています。
地球は完全な球体ではないため、計算する目標物の距離が離れれば離れるほど誤差が大きくなっていくため、回転楕円体として計算できるサイトも載せておきます。
地図上の2点間の最短距離と方位角を楕円面上で求める

ここで計算の結果で表示される方位角は度分秒表示なので、度表示へ変換するサイトがこちらです。
度分秒から度に変換

ついでながら、ある地点の標高を計算したいときはこちら。
Google Maps 標高表示

また、山間部などの詳細な標高や緯度経度を確認するのは、こちらの電子国土基本図の2万5千分1地図が便利です。
地図閲覧サービス(ウォッちず)

こちらの経緯度の表示は、「度.分.秒」の形で表記されていますので、「度.小数点以下」の数字に変換するのは、こちら。
緯度経度表記の変換


上記の方法を使って、それぞれパール富士と皆既月食と東京タワーの写真を撮った時の条件で検証してみたところ、ばっちり合っていました。

今回の例は太陽だったのでそれほど複雑ではないですが、月の場合満ち欠けがあるためさらに複雑になっていきます。
(計算自体は同じですが、条件が限られていくという意味で。)
これを使って、今度は何を撮ってみようかなぁなんて考えている時間が、楽しかったりします。
[PR]

by kibunwatabibito | 2012-05-25 22:59 | カメラ関連 | Comments(0)
2012年 05月 25日

太陽と月と撮影と・・・(序章)

自然風景を撮影するときに重要なのが、太陽や月の事。
自分は写真とは光を写すことだと思っているので、撮影の際にはそのとき太陽や月がどこにあるかという事を考えています。
 
自宅で、撮影地で、その日は太陽や月が何時にどこから出て、どこへ沈んでいくのか、そんなことを調べる際に最近重宝しているのがアンドロイドアプリの「Sun Surveyor」。
(機能限定の無料版もあります。)

このアプリを使用して、先日は富士山の山頂から昇るスーパームーン(パール富士)や、皆既月食と東京タワーの写真等を撮ってきました。
このアプリの説明については、こちらのサイトに詳しく解説がありましたので、ここでは割愛します。

ただ、このアプリも細かい部分まで追い込むのには限界があり、パール富士も皆既月食も見込みを大体つけた場所がたまたま合っていたという、運に頼っている部分が多かったのが事実です。

というのも、その時刻、場所での太陽・月の方位や高度(仰角)は割り出せるのですが、たとえば月を富士山頂上に重ねたい時に自分が立つ位置から富士山の頂上までの仰角が何度になるのか?という事がわかりません。

自分が立つ場所から富士山までの距離(= 底辺)、富士山の標高(= 高さ)が分かっているので、直角三角形の1つの角度を求めるのに、確か中学校の時に数学で習ったなんかの計算式を使えば出るんだろうという事だけぼんやり思いつつ、ずっと突き詰めることなくそのままになっていました。

ということで、先日ようやく調べて見た所、三平方の定理を使えばいい事がわかりました。
といっても数学は大の苦手で、いちいち計算などしていられませんので、エクセルで計算式を作ってみました。

下の表示のように、高さを長さで割ってアークタンジェントを求め、返ってきた数字はExcel内で扱う角度の単位のラジアンなので、それを「度」に変換するために*180/PI()を入れます。
e0110874_2132239.jpg



…と、これで今後は目標物までの距離と高さ(標高差)を出せば仰角が出せる!と思ったら、一発で計算できるサイトがありました。。。
底辺と高さから角度と斜辺を計算

この計算サイト、トップページに行くと数学・物理的な計算から生活に役立つ計算まで、色んな面白いのがあるので(たとえば「瞬きなしの集合写真を撮るには何枚撮る必要があるか、等」)、是非色々と中をのぞいて見てください。

…ここまでで余計な話もあり少し長くなったので一度切り、本編は次回へ。

PENTAX K-5 + DA 55-300mm F4-5.8ED
e0110874_2117589.jpg
- 富士山より昇るスーパームーン -
e0110874_2117529.jpg
- 東京タワーと皆既月食 -
[PR]

by kibunwatabibito | 2012-05-25 21:35 | カメラ関連 | Comments(2)
2012年 04月 19日

神楽坂フォトプロジェクト

神楽坂フォトプロジェクトの契約作家として、本日から掲載されました。

http://kagurazakapp.com/

シリーズ〈From Dusk to Dawn〉として、主にこの一年間で撮影した星が瞬く夜の時刻から、夜が明け世界が輝き始めるまでの作品を30点集めました。

写真をデータとして販売するストックフォトのサイトは色々ありますが(自分も登録して放置してあるものが・・・)、データの売買だけでは味気無く写真を写真として楽しむ醍醐味がありません。

写真作品のクオリティをありのままに伝えるオリジナルプリントをユーザーが手にとることができる、そして鑑賞する楽しさを伝えられる、そんな取り組みに共感して参加させていただくことになりました。

まずは、オンラインギャラリーとして是非作品をお楽しみ頂ければ幸いです。
[PR]

by kibunwatabibito | 2012-04-19 22:53 | カメラ関連 | Comments(3)
2012年 03月 03日

御苗場の展示作品・・・(2)

少し間が空きましたが、前回に引き続き、御苗場での出展作品の続きです。

あ、あとオーディエンス賞のページができてました!
御苗場vol.10 横浜 オーディエンス賞受賞者

今回展示した作品は、夜から朝までの光景、特に色合いを重視した物を選びました。
といいつつ、オーロラの作品は新たに御苗場用にプリント・額装をしたのですが、これに結構な出費を割いてしまったため、残り2点は自分が所属しているCHANNELのグループ展に過去展示した作品を流用しました。。。

一点目はつい昨年末に展示した作品。

「星降る夜空の下で」
カメラ: PENTAX K-5 / レンズ: DA★ 16-50mm F2.8
e0110874_11423369.jpg


この木はヤマナシの木と呼ばれる木で、樹齢は250年程の老木。
畑の中を通る村道の真ん中に、雄大な八ヶ岳連峰と広大な野辺山高原の大地と一体となり立つその姿に魅せられ、夜22時頃から朝方にかけて撮影をしていました。

通常デジタルカメラでこういう星の軌跡を写す場合は、ノイズや空が明るくなりすぎるなどの理由からバルブでの撮影は行わず、インターバル撮影した複数枚の写真をPC上で明るい部分のみを繋げる、比較明合成(コンポジット)という方法で作るのが一般的になっているのではと思います。

こちらの写真は、空が十分暗かった事、K-5の撮像素子は長時間露光でのノイズの問題も少ない事を確認していましたので、バルブで30分露光しています。

それまでの写真人生(?)で10分以上開けて撮影するのはこの時で3カット目だったので、露出がきちんとあっているか、また撮影中に車などが通ったりしないかなど少し心配していましたが、イメージ通りの写真が撮る事ができました。


「夜明け」
カメラ: PENTAX K-7 / レンズ: DA★ 16-50mm F2.8
e0110874_11423276.jpg


この作品は少し古く、2009年11月1日に福島県裏磐梯の桧原湖で撮った写真です。

以前からこの裏磐梯へは行ってみたいと思いつつ、なかなか行く事が出来ないでいたのですが、この時は土日の2日間でペンションバディさんにお世話になり色々と撮影ポイントへ連れて行ってもらいました。

この場所へは昨年にも5月と9月に桧原湖畔のキャンプ場へテント泊で撮影に出かけているのですが、初めてここを訪れた時に感じた高揚感というか、そんな気持ちを今も良く覚えています。

まだ空には星が瞬く暗い時間帯、目の前の靄立つ桧原湖と奥にそびえる磐梯山、そして稜線のあたりからわずかに明るさをましていき、世界が夜のモノトーンから徐々に色づいていく。
この場に足を踏み入れた瞬間、ぞくぞくっとするくらい何か感じる物がありました。
[PR]

by kibunwatabibito | 2012-03-03 12:00 | カメラ関連 | Comments(2)
2012年 02月 22日

御苗場の展示作品・・・(1)

御苗場での展示も終了して早1週間以上、なんだかもうずいぶん前のように感じています。

さて、今回の展示作品についてちょっとご紹介してみたいと思います。

今回武藤さんとの合同での出展となったわけですが、もともとは別々に申し込みをしており自分は自分で出展する作品の準備を年明け前から進めていました。

まず、以前から一度大きくしてきちんと展示したいと思っていた写真があり、今回A1サイズに印刷、そしてフォトアクリル加工をして展示した作品がこちら。

PENTAX K10D + DA 16-45mmF4ED AL
e0110874_19445281.jpg


この写真は、2007年の9月3日に撮影したもの。

川面に映るオーロラとカヌーが写っているのが分かると思いますが、このカヌーに乗ってこの目の前に流れるユーコン川をキャンプしながら下っていた時の写真です。


良く聞かれる質問が、「9月でもオーロラが見られるのですか?」というもの。

オーロラというと、真冬の寒い時期に見られるものというイメージがあるようですが、実際のところオーロラは時期に関係なく1年中発生しています。
しかし、極地に近い場所というのは夏は白夜で夜暗くならない為見えないだけなのです。

では、なぜ極地でしか見られないのかというのは、地球の磁力線が影響しているのですが、小難しい話で言葉だけではうまく説明もできないので、以下のサイトが分かりやすいと思いますので、ご興味あればご覧ください。
http://www.yukon.ymtours.com/auroranavi/sikumi.html


さて、このオーロラを見た時の日の入りは21時ころ。
また、極地に近ければ近い程、日の入り後空が暗くなるまでに時間がかかり、空が暗くなり始めたのは22時を過ぎた頃でした。

やがて夜空には無数の星々が瞬き始め、夕食を食べ終えお酒を飲みながら、9月初旬とはいえど気温は0℃近くまで下がるため、焚火にあたって暖をとっていました。

0時を過ぎたころ、北の空にうっすらと白い雲のようなものが薄くかかり始めました。
オーロラは始めきっかけとして、雲と判別がつきにくい白っぽいものが現れる事が多いようです。

やがて雲にしては早すぎるくらいに動きをまし、そして色も白から薄緑色へと変化していって光の強さを増し、空にカーテン上に大きく広がって光の幕がゆらゆらと動いていきました。

オーロラが活発な動きを見せたのも束の間、その後急に力が弱まったかのように光はその姿を消し、時刻はすでに夜中の2時近くになっていました。

ずっと夜の間起きていて、焚火にあたりながら星空を、そしてオーロラが現れるのをいつまでも待っていたい心境でしたが、そもそもここへはオーロラを見る事が主目的ではなく、このユーコン川を下りにきているので日中はちゃんと川を下っていかないと、160km程先まで近くに道路も通じていないため帰る事ができません。

この後の4日間、夜は曇りがちだったり晴れていても残念ながらオーロラを見る事はありませんでした。
そして2年後の2009年にも同じ場所を6日間カヌーで川下りしたのですが、この時はずっと夜は天気が良かったにも関わらず、残念ながらオーロラは現れてくれませんでした。

ということで、これが自分にとって初めて見たオーロラであり、また唯一のオーロラとなりました。

オーロラの撮影に関しては、このとき初めてだったということもあり一発勝負。
渡航前にどのくらいの露出で撮れば良いのか確認をしておいて、実際現れた時にはしばし見とれてた後に、せっかくだしカヌーと一緒に撮ろうと三脚をセットし、オーロラが活発に動いている時はあっというまで、この1枚だけ撮ってすぐに消えていってしまいました。

ちなみに、このユーコン川のカヌー下りについては、別途ブログへ写真と共に記事を書いていますので、よろしければご覧ください。(かなり長いです。。。)
ユーコン川 '07
ユーコン川 '09


オーロラの色についてですが、この写真では緑が強く出ていますが、実際目で見るともう少し淡い色です。
オーロラといえばこの緑色に見えるものが一般的ですが、それ以外にも赤色だったりピンク色だったり青っぽい色であったりすることもあり、これらはオーロラの発生している高度に関係があります。

大気中の原子・分子は高度によってその種類と密度が異なり、高度200~300Kmほどの赤色のオーロラは酸素原子が発光し、高度100Km~200Kmほどの領域では、酸素原子が発光して緑色となります。

…と、話は色んなところへ飛んでしまいましたが、とりあえず展示の1作品ご紹介でした。
[PR]

by kibunwatabibito | 2012-02-22 20:00 | カメラ関連 | Comments(0)
2012年 02月 15日

御苗場を終えて

ブログでの更新遅くなりましたが、2月9日(木)~11日(日)までパシフィコ横浜のCP+会場内にて行われていました2012 御苗場 Vol.10 横浜、無事終了致しました。

平日2日間は不在、そして土日も来て頂いたにも関わらずお話出来なかった方もいらっしゃったと思いますが、ご来場頂いた方々ありがとうございました。

今回ご来場頂き展示作品を見て回って頂いた方からの投票で決まるオーディエンス賞、第1位という結果を残す事ができました。

プロ・アマの垣根なく約200名にものぼる出展者の中から、こういった名誉ある賞を頂いた事を誇りに思うと共に、共同出展者の武藤さん、展示に際して色々ご協力頂いた友人・知人たち、そして当日私たちの展示作品を見ていただいた多くの方々、それぞれの思いが一つ一つ集まってこの結果に繋がったのだと思っています。


今回の展示に際してのコンセプト、展示する作品はいずれも風景写真。
太陽の光が作りだす芸術的な色合いを見せる夕景から夜空に星が瞬き始める頃、夜空を覆う無数の星々とオーロラ、そして夜明けを告げるブルーからオレンジへのグラデーション、そんな自然界が創り出す美しい光景を表現したかった。
そしてそれをただ表面的に見てもらうだけでなく、実際に作品を手にとり写真を楽しんでもらいたい、見る側の人々が一緒に展示の参加者となって欲しかった。

見てほしかったのはそこにある“想い”です。
そんな想いを共有できたら、それが私たちのコンセプトです。

目の前にある作品は、普段街中で見る事のできる夕暮れや月など身近にある自然だったり、遠く彼方の大自然であったりします。

忙しい日々を過ごしていると忘れてしまいがちだけれど、そういった風景は毎日、今この時間も世界中のどこかの空に広がっています。
そんなことを知っている、そしてほんの少し想像する事が出来るだけで心が豊かになれる、そんなことも感じて頂ければ幸いです。


授賞式の際のどきどき感、自分達の名前が呼ばれた時の喜びや達成感などは、今も心の中で強く残っています。
でも少しの時間を経てより感じることは、自分の周りにいる人たちが一緒に感動したり喜んでくれていること。
そんな気持ちを持ってくれた人がいることが、僕にとって今回一番嬉しいことです。


展示作品の内容等については、また後日改めてご紹介出来ればと思っていますが、最後にこの御苗場のためにふたりで用意したブック、その最後のページに挿入していたものをこちらに再度載せておきたいと思います。

e0110874_2039413.jpg
※画像クリックで拡大します


また、武藤さんのHPへ御苗場の特設サイトも設けてありますので、そちらも合わせてご覧ください。

<御苗場 No.2 林 敏弘・武藤 裕也>
http://photo-muto.com/onaeba


<御苗場 Vol.10 オーディエンス賞受賞者>
http://www.onaeba.com/2012/audience/index.html
[PR]

by kibunwatabibito | 2012-02-15 20:47 | カメラ関連 | Comments(6)