気分は放浪記

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2011年 10月 02日

裏磐梯へ・・・(1)

9月9日(金)~11日(日)にかけて福島県の裏磐梯へ出かけてきました。
裏磐梯は風景写真を撮る人にとって聖地とも言われる程美しい被写体に富む場所であり、無い物は海だけとも言えます。

初めて訪れたのは2009年の秋、そして今年の4月後半のGWにも出かけていたのですが、その際の記事が書き掛けでそのままになってしまっています。。。

とりあえず、忘れないうちに今回の撮影記を載せていこうと思いつつ、12月3日(土)~4日(日)開催予定のグループ写真展(CHANNEL展)に今回裏磐梯で撮った写真を使おうとずっと思っていて、それだったらブログに展示する写真は載せない方がいいよなぁ等と色々考えてもいたのですが、先ほど展示は別の写真にしようと思いつきで決めたので、こちらのブログにはこの時撮った写真がたくさんあるので(主に夜から朝にかけての風景写真)載せていこうと思います。

前置きが長くなりましたが、ここから本編。


前回八千穂高原へ出かけた時と同様、今回もテント泊と言う事で、8日(木)帰宅後に支度をし、22時頃出発。
野営道具類はだいたい同じ場所に必要な物毎に分けておいてあるので、準備にはほとんど手間がかからないものの、毎回ぽろぽろと必須ではないもののあったら便利だと思われる物を忘れてきたりしている。

チェックリストでも作れば確実なんでしょうが、無いと致命的な物は忘れずチェックはしているつもりなので、まぁなんとでもなります。

順調に東北道、磐越道と乗継ぎ猪苗代磐梯高原ICを下りたのが2時頃。
車を降りて空を見上げて見ると、たくさんの星が夜空を覆っています。

この日は月はまだ満月に近いものの、2時頃に沈む事を確認していたので天気が良ければ星の撮影が出来ると思っていましたが、これはいけそう。

そのまま車を走らせ、今回朝焼けの撮影場所として目論んでいた小野川湖へとりあえず行ってみます。

到着すると光害がより少ないという事もあって、星の数がここ数年日本で見た中では一番かもというくらい出ています。
そこでまずは星の撮影をしようと、小野川湖を離れて桧原湖へと向かいます。

ここ桧原湖の西岸にあるママキャンプ場と言う場所で泊る予定だったのですが、過去2回朝焼けの撮影をしたこともあり、暗闇の中でもある程度撮影場所の見当がつくという事と、空が大きく開けているので星の写真を撮るにも良いだろうと直接行く事にしました。

PENTAX K-5 + DA★ 16-50mm F2.8 with O-GPS1
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こちらの写真は左下から右上にかけて、写真には上手く撮れませんでしたが天の川が薄っすらかかっているのが見えますでしょうか?
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これらの3枚の写真は、いずれもPENTAXが先日発売したGPSユニット O-GPS1のアストロトレーサーという機能を使用して撮影しています。

通常星空を撮影する際、見ての通り肉眼で見ても夜空、星空はものすごく暗いですから、カメラで撮る時はより多くの光を撮像素子に届けるために、何十秒~という単位でシャッターを開きっぱなし(露光)にして撮影します。

長く露光すればするほど暗い光も拾い、肉眼では見えないような星も多く写る事となります。

ただし、ご存知の通り地球は自転しているため肉眼で見ている分には気がつきませんが、星は夜空を思ったよりも早いスピードで動いています。

長い時間露光すれば星はたくさん写るけど、今度は時間が長いと星が点ではなくて線になって写ってしまします。

それこそ何十分という長さで露光すると星が夜空にアーチを描き面白い写真になるのですが、これが1分とか2分だと逆に中途半端に星がずれるためぶれたような感じにも見えてしまいます。

そこで長時間露光しても点像として写せるように、赤道儀と呼ばれる星の動きを追尾する専用の装置があるのですが、高価な上に大きく重くかさばる。
使用にもちょっとしたコツがいるようです。

星空写真にあこがれはあるものの、そこまでは手が回せないと思っていたときに発売されたこのO-GPS1、GPSユニットという機能に留まらず、簡易赤道儀としての機能が備わっているのです。

PENTAXの手振れ補正は、カメラボディ内のイメージセンサーを動かす事によって機能します。
このユニットのすごいところはその機能を活かし、GPS情報から取得した緯度で天体の動きを算出し、内蔵している磁気センサーと加速度センサーによって、イメージセンサーを天体の動きに同調して移動させることで簡易的な天体追尾撮影を可能にします。

もっと詳しい事を知りたい方は、こちらのページをご参照ください。

話は長くなりましたが、最初の3枚の写真はO-GPS1をつけて、ISO800, 露出時間180秒, 絞りF3.5~F4.0で撮っています。
各写真にはExifを残していますので、詳しくはExifデータをご参照ください。(撮影場所の緯度経度情報も載っていますので、Google map上で撮影地もピンポイントで出ます。)

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こちらも左下から右上にかけて天の川が見えたので撮ったのですが、キャンプ場にある唯一のライトが真っ暗闇の中ではものすごく明るく、写真に写ってしまいました。

ちなみにこちらの写真は、ISO12800, F2.8, 13秒で撮っています。
こういう写真を撮る時ファインダーを覗いても真っ暗で構図が決めきれないので、いつもISO12800でまず撮って、そこから構図を決めていって本番撮影という事をしていますが、ブログに載せるくらいのサイズであればこの高感度でも鑑賞に堪えますね。

撮影時はこのキャンプ場の明るい光がちょっと邪魔だったのですが、この光を逆手にとってこんな写真も撮ってみました。
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左上に明るく輝くのは木星です。

星の写真を撮るのは楽しいのですが、夜空に星だけの写真となるとちょっと自分にとってはつまらなく、星は星でも地上の景色を一緒にいれた星景写真が撮りたいのです。

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都内でも暗い場所であれば良く見かけるオリオン座が写っていますが、ここまで星が多いと分かりやすい星座も無数の星に埋もれてしまいまそうです。

次回は、星景写真とGPS-1を利用しての撮影について、写真を交えちょっと書いてみたいと思います。


・・・(2)に続く。
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by kibunwatabibito | 2011-10-02 12:44 | 日本の風景 | Comments(0)


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