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気分は放浪記

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2009年 11月 03日

裏磐梯へ・・・(1)

10月31日(土)~11月1日(日)の2日間、裏磐梯へ行って来ました。

裏磐梯は以前から行ってみたいと思っていた場所だったにも関わらず、なかなかこれまで行く機会がありませんでした。
この2日間ちょうど用事もなかった事からふと思い立ち、紅葉もピークは少し過ぎてはいるだろうけどとりあえず行ってみようかと出かけてきました。

これまで1人で出かけるとなればテントを持っていくのが常で、宿に泊まったとしてもユースホステルに数回泊まったことがあるくらいなのですが、今回はペンションバディという宿にお世話になりました。

なぜ今回こちらの宿を選んだかというと、ペンションのオーナーも自ら写真を撮り、撮影ガイドとしてその時期一番良いポイントへ宿泊者を連れて行ってくれるのです。

今回裏磐梯は初めてということもあり地理にも疎く、今後また行ってみたいと思っている場所でもあるので、まずはこういうものに参加してどんな感じの場所なのかを掴んでおこうと思った次第です。

交通手段ですが、今回は猫魔ホテルが東京駅近辺からシャトルバスを毎日運行しており、宿泊者以外でも格安で乗せてもらうのでそちらを利用しました、
電車で行くと新幹線に在来線にバスにと、時間もかかればお金もかかるので、こちらのバスで往復6,000円で行けてしまうのはありがたいです。

朝8時にバスは出発し、途中越谷の駅を経由してお客さんを乗せ裏磐梯へと向かいます。
紅葉の時期で土曜日ともありバスは多少混んでるのかなと思いきや、通常の大型バスに乗客は20人弱と席をゆったりと使う事ができました。

ただやはり高速は多少の渋滞もあり、到着予定時刻の13時を30分ほど遅れて猫魔ホテルに到着。
ホテルに着いてからペンションに電話する手筈でしたが、遅れていたのでもうホテルにオーナーが迎えに来てくれていました。

猫魔ホテルからペンションバディまでは、車で10分程。
ツアーの出発は14時だったので、着いたら部屋に荷物を置いて一息つく間もなくすぐ出かけます。

今回の撮影ツアーの参加者は、三重(ナンバー)から見えていた年配の6人グループ+自分。
催行はペンションのオーナーの車に乗ることの出来る7人がMAXですので、ちょうどぎりぎりです。

まず初日の午後は紅葉を撮りに出かけます。
ペンションのあたりは既に紅葉はピークを過ぎており、葉をだいぶ落としてしまっているので、少し下って車で30分程の場所まで走っていきます。

向かう場所は現在途中で道が行き止まりになっている所で、普通の人はまず入っていかないような場所にありました。
道は非常に狭く両脇から木々や葉がせり出しており、個人の車では傷がついてしまうので入っていきたくないような場所です。

オーナーの手慣れた運転で道を登っていき車を止めて、そこから40分~50分くらい道を歩いて降りていきながら撮影を始めます。

この時期日が沈むのが早いためあまり時間がとれず、ゆっくりと撮影できるという感じでなかったのがちょっと残念です。
どちらかというと、撮影よりもゆっくりと紅葉を楽しみながら歩いていたいような場所でした。

ということで、あまり写真も撮れずです。
紅葉は目で見てる分にはきれいなのですが、それを写真に撮るのはどうも難しいです。

PENTAX K-7+DA★ 16-50mm F2.8
裏磐梯へ・・・(1)_e0110874_1934389.jpg




DA★ 50-135mm F2.8
裏磐梯へ・・・(1)_e0110874_19343418.jpg

裏磐梯へ・・・(1)_e0110874_19344499.jpg

裏磐梯へ・・・(1)_e0110874_19345766.jpg

裏磐梯へ・・・(1)_e0110874_19351591.jpg


しばらくするとオーナーが上から車で降りてきながら各人をピックアップしていき、続いて向かうのは夕景撮影ポイント。
この時期日が沈むのが早いので、ちょっと急ぎ気味です。

桧原湖を北上して西吾妻スカイバレーと呼ばれる白布峠をどんどんと登っていきます。

途中黄葉したカラマツが西日にあたって山全体がきらきらと黄金色に輝き、その美しさに目を奪われます。
カラマツの黄葉というのはこれまであまり見た記憶がなく、こんなにも美しいものなのかと感動しきりで、こういう景色も撮ってみたいと思いましたが、とりあえずは陽は刻々と西の山へと落ちていくので峠を登っていき、標高1500メートル程の場所にある見晴台へと車を止めます。

自分はどちらかというと夕日そのものはあまり撮影意欲がないほうなので、日が落ちてから染まっていく空を待っていようかなと撮影ポイントを探していると、オーナーがあっちのほうに行くとちょうど木の向こう側に日が落ちますよと教えてくれたので、さっそく向かって見ました。

このあたりかなぁと見当をつけて待っていると、太陽は薄雲にまとわれながらゆっくりと、そして最後には駆け足をするかのようにすっと沈んでいくのでした。

DA 55-300mm F4-5.8ED
裏磐梯へ・・・(1)_e0110874_19393412.jpg


太陽が山の向こうへ沈んでいった後は空の明るさが落ちてゆき、夕焼けから夜の空へと変わっていくほんのわずかな時間に現れるマジックアワーを待ちます。

空は刻々と明るさを落とし色を変えてゆき、なんとも説明しがたい美しいグラデーションを描きながら暮れてゆくのでした。

DA★ 16-50mm F2.8
裏磐梯へ・・・(1)_e0110874_2072469.jpg
※前回の記事の写真と同じショットですが、ホワイトバランスを変えて現像しなおしました。


撮影を終えて車へ戻ると、どうも自分が最後まで粘っていたようで少しお待たせしてしまったようです。

車でまた来た道を戻り宿へと帰着したのは18時頃。
夕食を皆で食べたあとは、一つの部屋に集まりオーナーが撮影した裏磐梯の風景を1年を通してプロジェクターでスライドにして見せてくれました。
このオーナーが撮る写真がまた素晴らしい。
こんな写真を見せてもらうと、どの季節もまたこの場所でまた撮りたくなってしまうものです。

翌朝は朝の景色を撮りに出かけるために4時50分出発。
そこには思いもかけない素晴らしい光景が待っているのでした・・・。

・・・(2)に続く。

by kibunwatabibito | 2009-11-03 19:58 | 日本の風景 | Comments(8)
Commented by sakky at 2009-11-03 23:45 x
オーナーさんの写真もすごいですね。
やはり、一年を通して写真が撮れるというのは強いと思います。
紅葉ひとつ取っても、二度と同じ紅葉の仕方はしないと思うので…

>そこには思いもかけない素晴らしい光景が待っているのでした・・・
早く見せて下さい(笑)
Commented by orangepepe at 2009-11-04 07:21 x
先日はお疲れ様でした。
紅葉は今年早くてあの辺りが最後で、夕景もあるので飛ばしてしまいました。普段はゆっくりなんですよ(^_^;)
朝良かったですねぇ。あのエリアをほとんど貸切状態で撮れたのもラッキーでした。裏磐梯へ・・・(2)を楽しみにしてま~す。
では!
Commented by zep at 2009-11-04 20:05 x
猫魔ホテルの日帰り湯は寄りました??
桧原湖を眺めながらの温泉、気持ちいいんですよねぇ☆彡

夕陽の黄身のような写真もグラデーションの夕景も
紅葉も綺麗ですねぇ(*'ー'*)♪

オーナーさんってプロ??
凄い綺麗な写真ですねぇ☆彡
Commented by kibunwatabibito at 2009-11-04 20:27
sakky さん
ほんとにこういう場所で一年を通して住んで、じっくり撮影してみたいものです。

翌朝の写真は、もう少しお待ち下さい^^;
Commented by kibunwatabibito at 2009-11-04 20:30
orangepepe さん
先日はガイドありがとうございました!
もともと紅葉を撮るにはちょっと行くのが遅いかなと思っていましたので、撮れただけでも良かったですよ。
朝の桧原湖、あそこはいいですね~。良い場所に連れて行ってもらいました^^
Commented by kibunwatabibito at 2009-11-04 20:34
zep さん
猫魔ホテルは帰りにバスに乗るためにロビーで少し待っていたんですけど、日帰り湯にも浸かっておけばよかったですねぇ。
オーナーさんは撮影ガイドとしても案内してらっしゃるので、ある意味プロといっても良いのかもしれませんねぇ。
腕は間違いなくプロ級ですね!
Commented by Fujiko at 2009-11-05 22:27 x
うわぁ~、キレイですね(^-^)
森の雰囲気をそのまま感じさせて頂ける写真ですね。

なるほど、初めて行く土地で写真を撮りたい時には、
そういうお宿は便利そうですね!
とても参考になりました。
Commented by kibunwatabibito at 2009-11-05 23:04
Fujiko さん
紅葉とか夕方、朝の風景は刻一刻と姿が変わっていきますから、やっぱり土地勘があるとないでは巡り合う光景も変わってくると思いますよ。
今回は全くのお任せだったので、今度は1人で時間を作って行ってみたいなと思っています。
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