気分は放浪記

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2009年 09月 26日

ユーコン川を下る・・・(2)

バンクーバーから2時間ちょっとのフライトの末、辿り着いたのがホワイトホース空港。
1日の離発着便が6便くらいしかない小さな空港で、知らない人同士がここで集合と言われてもたぶん問題無く落ち合えるようなところだ。

ここで今回のガイド役のTomoさんが出迎えてくれた。
本来ガイドは現地のカナダ人ガイドが受け持つのが通常らしいのだが、今回は突然のキャンセルなど色々あったようで、バンフ在住の日本人のTomoさんがガイドをしてくれる事になり、日本人6人グループで川下りする事となった。

車に乗って10分くらいのホワイトホースの街へと行き、まずはモーテルへチェックイン。
ここでカヌーツアー会社のオーナーでもある、Yoshiさん(水曜どうでしょうのユーコン川160kmに出ていた方なので、ご存知の人もいるでしょう)の服装チェックが入る。

前回この時期の寒さは経験しているので、ベースレイヤーからミッドレイヤー、アウターまで万全に揃えてきたので、特に問題なし。
余るくらいに持ってきたので、70Lのドライバッグには少し余裕を持たせて実際要らないかなと思うものはバックパックへ戻して預ける事にした。

翌朝ほんの小さなメインストリートへ朝食を取りに行き、アウトドアショップにも立ち寄り少し買い物をする。皆で集合した後に、カナディアンタイヤという量販店にフィッシングライセンスや必要なものを買いに行く。
今回は自分は釣りはしないでいいやと思っていたので、ライセンスは購入せず。



その後車に乗ってレイクラバージュ(Lake Laberge)湖畔のキャンプ場へと移動する。
前回はこの全長約50km、幅2~5kmという大きな湖は、セスナに乗ってすっ飛ばしてしまうのだが、今回は一日多くキャンプする日程になっており、一泊目は湖畔でキャンプをすることになる。
その目的は、このツアーにはカヌー初心者という人も多く、初めて漕ぐ人にとってカヌーはカヤックと違ってまず真っ直ぐ進まないので、流れの無い湖で慣らす意味も込めての一日だと思われる。

テントを張り、昼食を食べ、さっそく湖へとカヌーを漕ぎ出す。
2年ぶりのカヌーとなるわけだが、そうそう漕ぎ方を忘れるわけでもなく、すぐ感は取り戻せたようだ。

カヌーを終えてキャンプ地へ戻ると、夕食の支度はTomoさんとRyokoさんが作ってくれるので、残りの自分達はビールを冷やしたり、釣りに出かけたりする。

今日の夕食はすごい厚い切り身のサーモン。
こんなにボリュームあるサーモン食べるの初めてかもしれない。

PENTAX K-7+DA★ 16-50mm F2.8
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そして旅のお供は、このCHIVAS REGAL12年。成田の免税ショップで買ってきたもので、プラスチックボトルに入っているので軽くて割れないので、こういう旅にはもってこいだ。
実は2年前にも同じお酒を購入していたのだが、前回は渡航前に鼻を悪くしてしまい、薬を朝晩飲まなければならなかった為お酒はかなり自粛気味だったので、今回はちゃんと飲めるのが嬉しい。
自分はビールは購入しなかったので、5泊6日でこの一本をちびちびとやっていくつもりだ。

日もだいぶ落ちて暗くなりかけた頃、湖畔に行き刻々と夜の空へと変わっていく様子を1人眺めていた。
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この時点で時刻は21:49。すでに9月に入ったとはいえ、北の大地はやはりまだまだ日が長い。

ちなみに、今回も時計は宿を出た時から外してしまっているので、その時が何時かという認識はずっとないままだ。
こういう旅をするときはいつもそうしてるのだが、ひとたび文明社会から離れ自然の中に身をおけば、時計の刻む時間など意味を成さなくなってしまう。

ただ毎朝朝食は7時半と決まっていたので、目覚まし代わりにだけ使っていたのだが。

と言う事で、ここに書く時間は写真のEXIFから読み取っているものです。

西に太陽が沈み暗くなってくると、今度は東の空が明るくなってくる。
行く前に調べていたので分かっていた事だが、ちょうどこの日は満月を過ぎ月齢17日目の月が昇ってくるのだった。

月は湖を照らし、黄金の道を作りゆらゆらと揺れているのだった。
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皆のいる場所に戻ると、Tomoさんがナイトパドルにいきましょうか?と誘ってくれる。
この日のように月が明るく風も無く湖面が凪いでいる日は、夜でも月の明かりで湖へ漕いで行くことができるのだ。

早速皆で支度をして、湖へとカヌーを漕ぎ出していく。

周りに人口の光が無い中、月の光がどれだけ明るいかと言う事を都会にいるととかく忘れがちだが、月明かりだけで十分回りを見渡す事ができる。

それでも昼間同じ場所を漕ぐのとはまた違う。

音もなく、上にも下にも広がるのは黒い世界。その暗闇の中に優しい月の光があたりを照らしてくれている。
カヌーを月の光が作る黄金の道へと重ね、時折吹き抜ける柔らかい風を受けながらゆらゆらと湖面に揺れるカヌーにしばし身をゆだねていた。

・・・(3)へ続く。
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by kibunwatabibito | 2009-09-26 00:55 | ユーコン川 '09 | Comments(4)
Commented by sakky at 2009-09-26 21:17 x
私もカナダの田舎町で、月の明るさを痛感しました。
でも、月明かりだけでのカヌーは、若干怖い気もしますが…

誰かが「満月より、満月前日の月が好き」と言ってました。
明日は満月と言う希望がある!からだそうです。
それを聞いて以降、私も満月前の月が好きだったりしますが、
三日月の美しさもやっぱり好きです(笑)
Commented by kibunwatabibito at 2009-09-26 23:57
sakky さん
真っ暗な湖へ漕ぎ出すようなイメージかもしれませんが、この時は本当に十分な明るさだったので、怖いという感じはまったくなかったですよ。
むしろ楽しかったくらいです^^

満月はたまにみると美しいものですが、このときはオーロラや星空を見るには空が明るすぎたので、ちょっと敬遠ぎみだったんですけど、いい体験ができました(笑)
Commented by たか at 2009-09-27 07:37 x
いいな~、海外(笑)

月明かりがいいですね~

Commented by kibunwatabibito at 2009-09-27 17:40
たか さん
いや~、自分も沖縄の離島にいっているたかさんがうらやましかったりします(笑)
月明かりでの撮影初めてでしたが、なかなか面白いものですねぇ。


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